3月26日 特許出願済みバイオマスバーナー「Joule」と又続きですかい。
ベンチャー社長の特許出願済みバイオマスバーナー「Joule」のビデオだ。バーナー燃焼で通常あるはずの火格子はどこにもない。燃焼室を必要とするアップドラフトあるいはダウンドラフト方式なんぞではない。バーナーへ直接バイオマス原料を投入する。何度でも書く。何とバイオマス原料をそのままバイオマスバーナー「Joule」へ入れて燃やせるのだ。この「Joule」とうちの特許出願済み乾燥機「乾(かわ)くん」を合体させ今現在既に開発に入っている。それが時代に先駆けた「バイオマス乾燥ボイラー」通称「バイオマスばい」だ。
車に乗り込むと早速電話する。妹の返事は以前と同じ。親父はまだ帰っていない。ひとまず親父の自宅へ向うことにする。妻にも電話するが心配している様子が声から分かる。親父の家に着くと妹はまんじりもせず一人寂しく親父の帰宅を待っていた。「警察に電話しとこうか。」との妹の声に「おう。事件に巻き込まれとったら分かるかも知れんな。」「私が電話するとお。」と妹は言葉は吐いたが電話番号案内で電話番号を確かめ近くの交番へ電話する。電話での会話に聞き耳を立てる。だが内容は掴めない。妹は会話を終え受話器を置く。「いまのところ交番の管轄では何も事件は起きとらんて。ただ管轄外の場合もある。○○警察署へ電話するように言われた。」「そうや。じゃあ電話してみらんや。」と言うとなんで私がと言いながらも気丈にも妹は再び電話のダイヤルを回す。やはり事件はなにも起きておらず一晩帰って来なかったら顔写真を携え来いと。全国に捜索の手配を掛ける。妹から電話のやり取りの内容の説明を受ける。現在方策がない。何ら行動が取れない。何ら考えは思いつかない。「お袋には夜が明けたら電話してみるけん。」との言葉を最後に二人炬燵に入ったままだがそのまま夜を明かすことにする。明りを消す。炬燵に体の殆どを入れ横になり眠る。だが眠れない。良からぬ思いが頭を巡る。目を閉じるが。やはり眠れない。ふと自動車の音が。急ぎ炬燵から身を出しカーテン越しに外を見る。違う。隣の車だ。車の色が違う。「違ったね。」眠ったはずの妹から声が。「違ったぞ。なんやお前寝とらんやったとや。」「眠れんたい。」再び炬燵に身を入れ二人眠ろうとする。目を閉じる。だが眠れない。壁に掛かった時計の時を刻む音のみが部屋に深々と響く。くたびれた体ながら駆け廻る思いと格闘しながらしばらくそのままだ。どれ程の時間の経過だろう。ふと眠りに入ろうとするその瞬間。バイクの音が。再び目が冴える。多分新聞配達だ。俺は炬燵から出、再び外を眺める。既にバイクの姿はない。だが外はほんのりと明るい。夜明けだ。瞼をこすながら眠ってはいないであろう妹に声を掛ける。「外が明るくなったけん又捜してくる。さっきは暗かったけん見落としたところもあるかも知れん。お前は親父の写真を捜しとかんや。」妹の分かったとの声を耳に入れるとブルゾンを着こみ玄関の扉を開け車が置いてある横の駐車場へ向う。夜明け前だ、寒さがひとしを身に沁み入り体が震える。縮こまった体のまま車へ乗り込む。エンジンを掛けると同時にラジオからクラッシックが鳴りだす。曲名など分からない。それに耳には入らない。親父は一体どこにいるんだ。心臓の響きと胸騒ぎは大きくなる一方だ。余計な事な考えないようにしなければ。車を先ずは出発させる。さてどこを捜そうか。不安と心配だけを乗せた車はゆっくりと親父の家を後にした。。。
それでは又です。
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