4月14日 排出量取引とカーボンオフセットの違いとはなんぞやあ。
今ビデオは火気未使用低圧蒸気仕様乾燥機「乾くん」で汚泥の乾燥実証テストを行っている。生物資源バイオマス原料は乾燥すれば即座に燃料として使用できる。もちろん汚泥でも大丈夫だ。
排出量取引。バイオマス、環境に係わっていると言う面もあるが最近よく耳にする。確かに分かりにくい。全て明確に分かっているかというと疑わしい。だがこれから説明を試みる。全く期待しないで読んで頂きたい。
その排出量取引は排出権取引あるいは排出枠取引ともいわれる。これは巷で耳にするカーボンオフセットとも違う。先ず比較しながら書いていくと排出量取引は排出枠(排出権、クレジット)を金融資産として売買する行為のみを指す。ところがカーボンオフセットは自分らがCO2等の温室効果ガスを埋め合わせをしたい活動を先ず特定し、それの温室効果ガスの排出量を算定する。そして、その算出された排出量と同量分の排出枠を購入する。その購入した排出枠を他者に転売できないよう「無効化」すると言う事だ。他に決して売らない「無効化」であり、無効化によって権利を使い切り自分らの排出した量の温室効果ガスの削減に貢献したと言うことができるらしいのだ。似ているのだが同じ行為ではない。排出量取引はあくまでも金融資産の売買であるからより商売色が濃い。非常に分かりにくいのだがこれを理解するためにはその「無効化」を分かる必要がある。それについては最後に書いているのでそこまで読んで頂ければ分かるかも知れない。ただ分かって頂けるか儚い覚束ない心地で書いている。
次に排出量取引で売買される排出枠(排出権、クレジット)とは何かと言うと厳密に言うとたくさんあるが一般的にはCERとVERと大別されているようだ。
先ずCER。これはCDM理事会が管理、監督している厳しい審査基準がありここで認証されて初めてCDM事業と認められる。COM理事会とはクリーン開発メカニズム理事会の略であり京都議定書第 12 条に定められた、CDMプロジェクトを監督するために設立された機関であり国連の機関だ。そのCDM(Clean Development Mechanism)事業として認められ、その事業から温室効果ガスが削減された結果でCERと言うものが創出される。これはトン数で表示されこれに等価なCO2削減量となる。例えばあるCDMによりメタンガスが10万トン削除されるとすれば、メタンガス地球温暖化係数を乗じ210万トンのCERが創出される事になる。
このCERが創出されるCDMプロジェクトは発展途上国でありそれを先進国が購入する。先進国が購入することにより発展途上国が利益を稼ぎ自国が潤うように制度化されている。このCERのみが京都議定書目標の数字化できるため信頼性が高いがそれだけ審査が厳しいと言える。
次にVER。これはCER以外の排出枠を言い日本ではJ-VERが良く知られている。VERは国連等の枠組み以外で認証された排出枠であり京都議定書目標には使用できない。一般的にVERは私的な第三者機関(監査法人や検査機関)が認証したものが主流となっており例えば欧州(EU)であれば国内排出量取引制度(EU-ETS)が、確立されており、独自の排出権:EUAが広く流通している。排出量取引あればEUでは排出権そのものが一般的であり、かつ信頼を得ている。日本では東京都が既に始めているが日本国では、今だ排出量取引制度が確立されておらず、法整備もこれからの状態だ。
ではJ-VERとは何かと言うと環境省による「オフセット・クレジット制度(J-VER制度)」に基づいて発行される排出権(クレジット)を指す。国内における自主的な温室効果ガス排出削減・吸収プロジェクトから生じた排出削減・吸収量が排出枠として認証され、カーボン・オフセット等の自主的な取組に活用可能できる。
J-VERを説明しているのにここでカーボンオフセットという言葉が出て来た。J-VERのVERは排出枠つまり金融資産ではあるのだが目的が商品売買ではないと定義つけられる。その理由が前に記載した「無効化」と言う文字に凝縮されている。
カーボンオフセットを完了するには、削減したいCO2量に応じた排出権の権利を「無効化」する必要がある。その「無効化」とは、権利自体を全くなくすことでありゼロにする事だ。この「無効化」を行う事で排出枠のCO2排出量がこの世の中から削除してしまったことになる。無効化が金融資産取引利益を稼ぐ行為ではない言う事ができる。そこがどうも排出量取引とカーボンオフセットの違いのようだ。
その排出枠の「無効化」する方法は二つある。ひとつが「償却」。もうひとつが「取消」だ。
日本は「償却」が一般化されているが世界は「取消」が通例らしい。
「償却」は、京都議定書の日本の目標を達成できるよう、日本国に無償譲渡、日本国政府へ寄付している行為。そして、「取消」は、排出枠の権利を放棄しなくすことで排出枠は国別登録簿(レジストリ)において口座間を移転させることで所有権を移せるらしくその口座の「取消口座」に移すことで無効化すると言う事だ。
他に「グリーン電力証書」なるものを耳にすることがある。これは自然エネルギーで発電された電力の環境価値を示すもので排出枠ではない。電力の源を変更し環境に対する価値を証明するものに過ぎないと言える。
今だ疑問に思うのがVERが京都議定書目標には使用できないはずなのにVERの無効化、償却により京都議定書の日本の目標を達成できるようにすると言うところだ。多分京都議定書目標達成のための方法のひとつとして活用が可能なのだろうと勝手に解釈しているところだ。
今回はこれで排出量取引、カーボンオフセットについての説明を終えたのだが果たして理解して頂ける内容かどうかは甚だ疑問ではある。そう書きながらも次は国内クレジット制度について書いていきたい。
それでは又です。
br>
br>


















br>




















































Recent Comments