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コンベア、産業機械の知識

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コンベア、産業機械の知識

 ◆メルマガ「コンベア、産業機械」の記事内容をこのページでまとめています。

 
 バックナンバーについてはこちらからもご覧いただけます。

 2004.12.1発行  ホッパについて−−概略
 2004.12.8発行  ホッパの形状とその特徴、ホッパ内張りとその特徴 
 2004.12.15発行 ホッパのトラブルとその解決方法
 
 2004.12.22発行 シュートについて  

 2004.12.29発行 お世話になりました。

 2005.1.13発行  ゲートについて
 
 2005.1.20発行  スクリュウコンベアとは
               1.羽根について
               2.トラフについて
               3.羽根とトラフの隙間について
 2005.1.27発行  4.軸について
               5.軸受について
               6.パッキンについて
               7.充満率について
 2005.2.2発行   8.羽根の取付間隔について
               9.回転数について
               10.角度について
               11.スクリュウフィーダーについて  

 2005.2.10発行  振動コンベアとは
               1.振動コンベアの特徴について
               2.振動コンベア製作について
 2005.2.18発行  振動コンベアの種類
               1.振動モーター仕様
 2005.2.25発行  2.汎用モーター仕様
                3.垂直搬送
               振動コンベアの最適な設置箇所

 
 2005.3.4発行   振動フィーダについて 
 
 2005.3.12発行  スパイラルシャフトレスコンベアについて
 
 2005.3.19発行  チェーンコンベアとは
               1.コンベアチェーンの種類 
               2.コンベアチェーンの長さの単位及び接続について
 2005.3.26発行  チェーンの強度について
                バケットコンベアについて
                1.バケットエレベータについて

 2005.4.2発行   2.バケットコンベアについて
               3.ピポテッドコンベアについて
 2005.4.9発行   フライトコンベアについて
 2005.4.23発行  エプロンコンベアについて
 2005.4.30発行  スラットコンベアについて
 2005.5.7発行   トップチェーンコンベアについて
 2005.5.21発行  ローラーコンベアとは
               1.ローラーコンベアの選定について
 2005.5.28発行  2.駆動ローラーコンベアについて

 2005.6.18発行  ベルトコンベアとは
 2005.7.18発行  黒ゴムベルトと樹脂ベルトについて
 2005.8.2発行   箱物搬送について
               1.黒ゴムコンベアベルト
               2.樹脂コンベアベルト
               3.搬送傾斜角度とベルト速度の関係について
 2005.8.12発行  バラ物搬送について
               1.船底形について
               2.船底形の角度トラフ角について
 2005.8.25発行  3.搬送傾斜角度によるコンベアベルトの種類について
              
               コンベアベルトについて(黒ゴムベルト、樹脂ベルト)
               1.構造について 
               2.強度について 

 2005.10.7発行  ベルトコンベアの構造について 
               1.フレームの構造について
               2.コンベア自体の構造について
               ローラーについて
               1.ヘッドプーリーについて

 2005.10.28発行 ヘッドプーリーについて前回より続き
                1.プーリー外径とコンベアベルトの関係について
                2.ゴム巻きについて
                3.磁選プーリーについて
                4.モータープーリーについて

 2005.11.19発行 キャリア(キャリヤ)ローラーについて
                 1.キャリアローラーとは
                 2.種類
                3.ゴム巻キャリアローラーについて
                4.蛇行しにくいキャリアローラーについて
 2005.12.10発行 5.最も蛇行しにくいキャリアローラーについて
    
                リターンリーラーについて
                 1.リターンローラーとは
                2.種類
                3.JIS規格リターンローラーについて
                4.スパイラルリターンローラーについて
                5.落荷防止リターンローラーについて

 2005.12.27発行 スナッププーリーについて
                1.スナッププーリーとは
               2.種類  
      
               べルトコンベアの緊張装置について   
               1.緊張装置とは
                2.種類
                3.緊張装置 重鎮式をネジ式へ変更した事例について

 2005.1.14発行  ベルトコンベア蛇行防止用自動調芯について 
               1.自動調芯とは  
               2.キャリア側自動調芯について
               3.リターン側自動調芯について 
               4.逆押えリターン側自動調芯について

 2006.3.11発行  黒ゴムベルトコンベアのベルトへ付着しやすい搬送物の対策について
               1.剥離性の良いコンベアベルトとベルトクリーナー
               2.付着した搬送物を取り除く方法

 2006.3.25発行  耐熱コンベアベルトについて 
               1.黒ゴムベルト
               2.樹脂ベルト
               3.プラスチックベルト
               4.金網ベルト
               5.スチールメタルベルト

 2006.4.7発行  短機長ベルトコンベアの蛇行について  

              スチールベルトコンベアについて 
              1.ベルトの材質について
              2.ベルト受けについて
              3.ベルトへの付着について
              4.ベルトの性質について
 2006.4.22発行 5.スチールコンベアの用途について
              6.挟み込みでの搬送
              7.スチールベルトの蛇行について        

              他の金属製コンベアベルトについて 
 2006.5.13発行 ワイヤーベルトコンベアについて 
              1.種類
              2.蛇行について
              3.スパイラルコンベアについて
              4.選別機としての利用

 2006.5.27発行 プラスチックコンベアベルトの種類   
              
              モジュラーコンベアベルトついて 
              1.構造
              2.特長
              
              モジュラーベルトコンベアについて
              
1.長所
 2006.6.11発行 2.アキュームについて

              ベルトコンベアそのものの特性について
              1.吊下げ磁選機
              2.蛇行とは
 2006.7.6発行  3.蛇行防止方法について 
              4.ローラーへのクラウン加工について  
              5.騒音が小さなベルトコンベアについて

 2006.8.5発行  スチールベルトコンベアの蛇行修正について
              
1.スチールベルトコンベアの蛇行
              
2.自動蛇行修正装置の必要性
              
3.自動蛇行装置の具体的内容について 
              
4.バネによる蛇行修正 

 2006.8.19発行 スクリュウコンベアのトラブルとその対応について
              1.トラブルの種類
              2.そのトラブルの対応方法について
              3.中間軸受けについて

 2006.9.9発行  リンクチェーンコンベアについて
              1.使用するチェーンについて
              2.特徴について
              3.トラブルについて

 2006.9.24発行 回転数とトルクについて
              
1.トルクと出力の関係   
              
2.モーターの回転数を小さくする方法

 2006.11.11発行 カーブモジュラーコンベアベルトについて
              1.モジュラーコンベアベルトとは
               1−1.構造
               1−2.特徴   
              2.カーブベルトのカーブ部での力の分散について
              3.カーブ部のトラブルについて
              4.カーブ前後が短機長な場合
              5.浮き上がり防止について

 2006.12.28発行 ローラーのシャフトは何故折れるのか。
              1.溶接について
              2.シャフト、軸の材質について
              3.熱処理
              4.シャフト固定について
              5.溶接固定により起こる現象   
              6.結論

 2007.5.6発行  噴霧の効果について
              1.噴霧について
              2.噴霧による効果と検証
              3.送風機による噴霧 
 2007.8.5発行  4.噴霧冷房による実際
              5.噴霧冷却と散水、水槽冷却との比較
              6.噴霧消臭の検証

 2007.11.14発行 乾燥とは
              1.簡単に乾燥とは
              2.燃焼と爆発について
              3.乾燥の進行について 

 2007.12.13発行 4.含水率について
               5.汚泥について
   
                乾燥機の伝熱の種類について  
               1.対流伝熱 
 2008.1.26発行  2.伝導伝熱
               3.輻射伝熱(ふくしゃでんねつ)

 


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2004.12.1発行 ホッパについて−−概略

●ホッパとは

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  ホッパとは処理物、搬送物を入れる容器の役目をするものです。

 投入口より処理物を入れ、それがそのまま下に落ち排出口より出ていきます。
 上の投入口が最も大きく、下の排出口が最も小さい構造です。

 角錐あるいは円錐他の形をしています。

 ホッパと似たものに、サイロあるいはタンクという言葉も使います。

 サイロ、タンクはより貯蔵する意味合いが強い場合、つまりホッパより 
 多くの大量の処理物を貯蔵する大きさがある場合にその言葉を使用する
 場合が多いようです。

 他にシュートという名称もあります。

 これは単純に処理物を滑らせ運ぶためのもので、物を貯蔵する役目は
 ありません。

  ホッパの役目として大量に処理物を投入でき、排出は少なくし次の
 フィーダーあるいはコンベア等への処理を可能とします。
 例えば、フィーダーあるいはコンベアへショベル等を使い大量の処理物を
 一度に投入することは困難です。しかし、ホッパへは一度に直接大量に入れ、
 次のコンベアでホッパの出口から出てきた物のみを運ぶことができます。
 又、ホッパへまずコンベア等で大量に投入し、ホッパ下にフィーダーを取付け
 一定量だけ排出することもできます。 

  ホッパの内容としてホッパの壁という表現を使いますが、ホッパへ
 投入した物は、基本的には自然に落下させるのですから壁の角度は勾配が
 小さい方が滑りが良く最もよいはずです。
 しかし、壁の角度の勾配が小さければ小さいほど高さが必要ですし、排出口も
 なかなか小さくできません。投入口の高さが高いほど投入そのものが
 むずかしくなります。
 投入口が大きければ大きいほどそして、高さが低ければ低いほど投入しやすく、
 排出口が小さければ小さいほど小さいフィーダーあるいは、幅の狭いコンベア
 で済み安価な設備が可能です。
  
 よって、処理物の合わせた壁の角度を決める必要があります。
 処理物に合わせた角度を選び、より投入口を大きく、低くそして、排出口を
 小さくします。
 一般的に硬い塊は転がりやすく、勾配角度は緩やかで良いのですが、水分
 を含んだ粉体等や比重の軽いは滑りにくい物は、角度を大きく取ります。
 それでも下に落ちない、たまる等の現象がでる場合は、バイブレータ、羽根
 ノッカー等を取付ける。あるいはエアーを入れる等対策をおこないます。
  又、この角度はホッパの形状にも影響されます。
 角錐状のホッパは、壁と壁のつなぎ面は谷となり勾配が緩やかになります。
 物がたまりやすいため、その面に平鋼あるいは鋼板を取付け谷をなくします。

  また、処理物は壁を滑らせて上から下へ落とすのですから壁は磨耗し、
 壁の厚みは当然薄くなっていきます。最後には壁に穴があき、処理物が
 漏れ出します。
 それで内張りを張り巡らします。壁を2重構造にし、内側の壁は取替が
 できるようにします。内側の壁が減っても取り替えれば元通りです。
 内張りの種類も多様で、耐摩耗性ゴムを内張りした場合、砕石等であれば
 防音の役目も果たします。
 耐摩耗性の鋼板、樹脂板、ゴム等処理物、金額により選択します。

  ホッパの形状、壁の角度、内張り等十分検討した上で導入した後でも
 トラブルはあります。

 それも色々な方法で解決していきます。

 解決方法も今後まとめていきます。

                                           ホッパ先頭へ

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2004.12.8 発行 ホッパの形状とその特徴、ホッパ内張りとその特徴

 ●ホッパの形状とその特徴

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 ホッパの形状として大きく分けて3種類があると思います。

 1.投入口が四角形で排出口も四角形 四角錐の形状

 2.投入口が円形で排出口も円形 円錐の形状

 3.投入口が四角形で排出口は円形

 
 1.投入口が四角形で排出口も四角形 四角錐の形状

  3種類の内で最も大量の処理ができます。製作についても最も作りやすい
 形状です。処理物の投入についても円形と比較するとショベル等の大量の
 投入もやりやすいでしょう。
  内張りについても形に合わせて切断するだけで張れますので、最も張り
 やすい形状です。
 
  但し、欠点としてホッパの壁と壁の接合部分は谷となるため物がたまり
 やすくなりす。それを防ぐ方法として、谷をまたげて平鋼あるいは鋼板を
 張ります。幅はもちろん広い方が良いのですが、広いほど投入量が減ります。

  最も多い形状です。


 2.投入口が円形で排出口も円形 円錐の形状

  3種類の内で最も物がたまりにくい形状です。但し、投入量は3種類の
 中で最も少なくなります。1のような谷がないため処理物がすべりやくい
 ようです。
 
  内張りには鋼板、樹脂板を張れない事はないのですが、円形あるいは
 円錐曲げの作業が必要となるため、1のホッパより高価となります。
  そのため、耐摩耗性のゴム板を張ることもあります。ゴムであれば
 自由に曲げることができますので簡単に張れます。

  大型サイロ、タンクで多い形状です。

 
 3.投入口が四角形で排出口は円形

  角丸とも呼ばれます。投入口が四角形のため口が広く、重機等で投入が
 しやすく物もたまりにくい形状です。上記1と2の長所を取り入れた形状
 です。但し、製作するのが難しいため高価になりやすいと思われます。

  製作方法として、ハンマー叩き、あるいはプレスで押す作業が必要です。
 板取りを展開し、板を叩くあるいは押す箇所を決めます。
 それが何箇所もあり、そこを叩きあるいは押しながら作っていきます。
 
  板厚が薄く、小さければ職人がハンマーで叩きながら作っていきますが
 板厚が厚ければプレス機械の力が必要です。

  内張りは、上記2の形状より複雑なためゴム板を張ることが多いと
 思います。鋼板、樹脂板も張れない事はないのでしょうが製作に時間とコスト
 がかかります。


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●ホッパの内張りとその特徴

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  ホッパの壁は2重にする事により耐久性が増し、長持ちするのは当然です。

  内張りを取り付け、それが減れば取り替える。そうすればホッパ自体を作り
 直す必要がなく、非常に経済的です。
  
  また、内張りをボルト止めにする事により溶接取付が不可能な内張りの製品
 でも取り付けが可能ですし、取替が簡単です。

  内張りは投入する物と内張りの目的から種類を選択する必要があります。
 例えば、滑りにくい物の場合は、滑るように樹脂板を張る。砕石のように
 転がりやすくたまる事のない場合は、耐磨耗のみを考え鋼板あるいはゴム板
 を張る。あるいは騒音防止としてゴム板を張る等があげられます。

 ホッパの内張りとして大きく下記3点があげられると思います。

 1.鋼板

 2.樹脂板

 3.ゴム板


 1.鋼板

  選択の理由が耐磨耗である場合に選択します。

  材質に種類がありコストに応じて選びます。

  安価な順番に並べると

  普通鋼板 → ヘルテン鋼 →スエーデン鋼 → マンガン鋼

  マンガン鋼以外は溶接取り付けが可能です。耐久性の点では当然上記の
 逆の順番となります。

  厚みも種類が豊富で、用途に合わせて選びます。

  ヘルテン鋼の内張りが弊社製作の中で最も多いようです。
 また、溶接可能な鋼板内張りは溶接取付ももちろんあります。
 それは、ホッパのボルト取り外しが困難な箇所への設置する場合等の理由
 からで、取替は現地にてガス、サンダー等で取り外し再度内張りを溶接取付
 します。

  3種類の中で最も安価で最も使用される内張りでしょう。
 
 
 2.樹脂板

  選択の理由に滑りを良くする。あるいは錆びがない材質の製品場合、選択
 します。

  超高分子ポリエチレンの板を使用する場合が多く、この板は耐摩耗性もあり、
 平鋼状の物はチェーンコンベアのレールにも使用されます。
 
  内張りに使用される商品名として「ニューライト」「ハイモラ」等があります。

  厚み、大きさ 寸法はメーカーにより規格があります。

  重量が鋼板と比較すると軽いため実際の取替作業は非常に楽でですが、
 滑りやすいため怪我をしないよう注意が必要です。
 重量が軽いということは、1枚当たりの大きさは比較的大きくできます。


 3.ゴム板
 
  選択の理由は耐磨耗性、あるいは騒音防止でしょう。
  また、材質がゴムのため錆びることはありません。

  ここでは、天然ゴム板ではなく耐摩耗性のゴム板を指します。

  商品名では「サンライナー」等です。

  ホッパの形状が複雑であっても、それに合わせてナイフで切る事が可能です。
 円錐状でも難しくありません。

  材質がゴムでも溶接取付ができる種類の物もあります。

  クッション性があり、ホッパをあるいは投入物を傷めません。また、音も
 吸収します。

  但し、滑りにくい物の場合の内張りには不向きです。3種類の中では最も
 滑りにくくホッパ内に物がたまりやすいでしょう。

  ゴム板の長所は、どういう形状でも内張りが簡単に行える点にあると
 思います。それに、ボルト止め以外にも溶接取付が可能な製品があるのも
 特徴の一つでしょう。

  上記に記した商品名は弊社取り扱い商品です。それ以外にも良い製品が
 世の中にはたくさんあると思います。

  良い製品があればお手数ですが是非とも教えて下さい。

                                                ホッパ先頭へ

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2004.12.15 発行 ホッパのトラブルとその解決方法

●ホッパのトラブル

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 ホッパのトラブルとは、ここでは投入口から処理物を入れたのに、排出口
 から物が出てこない現象を指します。

 ホッパのトラブルは殆どがこの詰まりの現象と思います。

 詰まりの現象を大きく分けて下記3種類があります。

 1.ブリッジ/アーチング
  よく詰まりの現象で見られることが多く、排出口付近は空洞になり、
  投入口付近はあふれるほど満杯になる。
  処理物が圧縮、あるいはホッパの壁に付着し物が出てこなくなる。
  これをブリッジといいます。あるいは棚吊とも呼ぶこともあります。
  
  また、ホッパ上部で物の圧縮がひどくなりアーチ状に詰まる現象を
  アーチングと呼びます。

  しかし、一般的にはあまりアーチングという言葉はあまり使わないで
  ブリッジ、ブリッジと呼んでいるのは私だけでしょうか。

 2.ラットホール
  投入した物は投入口から排出口より出ていくが、周囲の壁にたまった
  ままの状態になり、上からののぞくと排出口までまっすぐ下に向かって
  空洞になっている現象。
  壁周辺は物がとまっており、古い物がそのまま残り、新しく投入した物が
  そのまま出て行く。次に述べる付着の現象とは区別されています。

 3.付着
  その名の通り、投入物がホッパの壁にくっついた状態。
  古くから付着した物ははがれないで、新しく投入した物がそのまま
  出て行く。
  壁に付いたものだけがたまる現象で、上記のラットホールより滞留する
  量は少ないといえるでしょう。


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●その解決方法

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  ホッパのトラブルの解決に様々な方法が取られます。
  ホッパの詰まりの現象に対してそれに応じた対応を取るのが最も良い
  方法です。
 
  確かに、トラブルが起きないようにホッパ製作する際に、投入物の性質を
  よく把握しそれにあったホッパを作るのが一番です。当たり前です。

  そうしてトラブルが起きないように作ったホッパでもトラブルは起きます。
  
  私の経験上知っている限り、解決方法をまとめていきます。


 1.滑りの良い内張りを取り付ける。
  高分子ポリエチレン樹脂板がすべりの良い板といえるでしょう。
  処理物が水分を含んでいる等、ホッパ事体の錆を防ぐこともかねて
  取り付ける事もあります。
  これだけで効果がない場合は、次に述べる振動モーターも一緒に取り
  付ける事もあります。

 2.振動モーターを取り付ける。
  振動モーターをホッパの壁の外側に取り付け、壁を振動させて物の流れを
  良くする方法です。ホッパの詰まりの現象の際は最も行う方法
  ではないでしょうか。
  また、壁の外側ではなく壁の内側に板を取り付け、それに振動モーター
  を取り付けることもあります。

  振動モーターを取り付け場合、アングル等使用しますが溶接のやり方に
  ポイントがありそれを把握した上で取り付けます。
  それを誤ると外れる事があります。
  
  ホッパが小さい場合、エアー式のボールバイブレーターも使用されます。 
  
  最も一般的な方法と思いますが、ブリッジにはあまり効果がないと
  いわれています。

 3.ノッカーを取り付ける。
  上記のような壁に振動を与えるのでなく、ホッパの壁を叩く方法です。
  電気式とエアー式があり一定間隔の時間で壁を打撃します。
  打撃時間間隔は通常自由に設定できます。

  但し、取付方法は注意が必要で製造メーカーの指示に従います。

 4.ホッパ内にエアーを入れる。
  ホッパが多いければ大きいほど、大きな力の圧縮空気をホッパの内部に
  一度に入れます。
  破壊力のある空気の力で、詰まり現象を一気に解消します。
  
  タンクつきの装置もあり、一度に大量のエアーを入れることができます。

 5.ホッパ内に羽根をつける。
  ホッパ内を羽根でかき混ぜ、詰まらないようにします。
  羽根も色々な形状があり、スクリュー状の羽根もあります。
  1ケ所だけでなく、何ケ所もつける場合もあります。

 6.スクレーパーを取り付ける。
  この方法は、私は経験した事も見た事もないのですが、新聞で見ました。
  ホッパ壁付近を掻き落とし板が360°周り、詰まらないようにする方法
  です。
  掻き落とし板は回転するため、円錐状のホッパしか使用できません。
 
  また、この製品は特許品です。

 7.ホッパの構造自体を改良する。
  要するに作り直しです。
  1)四角錘状を円錐状に変更する。
  2)排出口を大きく取る。
  3)壁の角度を小さくする。


  以上ホッパのトラブル解決方法私が知っている限りまとめました。
  他にも方法があれば是非とも教えてください。

  
  ホッパの内容は今回で終わりです。
  皆様の解決の手助けができれば幸いです。

                                                
ホッパ先頭へ

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2004.12.22発行 シュートについて

●シュートについて

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 シュートとは、通常、処理物を滑らせて移動させるもので前述した
 ホッパと似た形状のものです。

 使用する場所は、ホッパより次の機器への乗り継ぎ部分、あるいはコンベア
 間の乗り継ぎ部分等に使用されます。

 1.形状について
  形状として、密閉形あるいは、上面開放形あります。
  又、四角形の箱状、丸の筒状形等あります。

  物が外に出る等の理由で密閉形にします。その場合シュート内を確認する
  ため、点検口をつける場合があります。

  又、滑りが良い形状は丸の形です。四角状のシュートは角に処理物が
  たまる可能性があります。
  しかし、四角状の方が排出量が多くなります。
  処理物により形状選択します。

 2.内張りについて
  ホッパ同様、滑り面は当然使用するほど磨耗のため板厚が薄くなります。
  そのため内張りを張ります。
  種類は、ホッパと全く同様で
  1)鋼板
  2)樹脂板
  3)ゴム板 等を使用します。
 
 3.シュートの種類
  使用用途で下記シュートも使用されます。
 
  1)二又シュート
    一つの出口を二つに分け処理物を出します。
    又、中に仕切り板を取り付け2つの方向の内、1つの方向のみから
    処理物を出すことも可能です。
    その仕切り板を動かすことにより出口を切り替えるのですが、
    板を動かす方法も色々あります。
    手動、電動、エアーの力にて大きく3種類でしょうか。
    自動で行う場合一般的にはシリンダーを使用します。

    仕切り板も鋼板等板の場合と、動作時物引っ掛かり動かなくなる等の
    理由より 仕切り板を|_|の形にしこれを円形動作させる構造に
    する場合があります。
    処理物より判断します。
   

  2)ターンシュート
    シュートを360°円形動作させ、処理物を出したい方向に向け物を
    流すシュートです。
    方向の位置決めには、通常リミットスイッチを取り付けそれを動作させて
    シュート止めるあるいは、始動させます。

 4.シュートの構造について
  コンベアのヘッドシュート(先端シュート)等で、弊社で製作する場合に
  必ず行う内容を紹介します。
  処理物がシュートの壁に直接当たると磨耗が激しく、その面は早く破れます。
  それを防ぐため、処理物が当たりそうな場所にわざと物がたまる場所を
  設けます。
  そうすることにより、そのたまった物に当たりながら処理物は出ていきます。
  壁が磨耗することがありません。
  但し、食品等ためると問題がある製品には活用できません。

 5.シュートの角度について
  シュートは物を滑らせ移動させる構造のものなので、最も重要なのは
  シュートの角度と思われます。

  シュートの角度が滑らかであればあるほど、シュートの高さ長さが必要なく
  他の機器との取り合いが良いのは当然です。
  しかし、物が移動しなければ意味がありません。

  処理物が滑るのに必要な角度はよく検討する必要があるでしょう。

 6.バイブレータ取付について
  処理物が水分を含み滑らない等、問題がある場合シュートの底面に
  バイブレータを取り付けます。
  取付方法等間違わなければ効果があります。
  又、シュートの角度が滑らかで良いため、バイブレータを当初より取リ
  付ける場合もあります。
  
 7.シュートのトラブルについて
  シュートのトラブルは処理物が滑らず、物がたまってしまうことでしょう。
  対応として、バイブレータを取り付けることが多いと思われます。

  角度を付ける対応が簡単で良いのですが、機器を設置して後の変更は
  取り合いの問題で難しいのが現状でしょう。

  
  シュートについては以上です。短くて終わりました。
  
  シュートについて他に取り上げて欲しい内容があればお気軽にメール等
  連絡下さい。 

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2004.12.29発行 お世話になりました。 

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 2004年 平成16年 お世話になりました。

 町工場の親父の息子の森山秀行です。

 このメールマガジンは本年度の11月18日第1号発行しました。

 未だ全5号の発行ですが、皆様はどんな感想をお持ちでしょうか。

 私は勝手ながらこのマガジンまとめる内容がなくなるまで続けるつもりです。

 私はこのマガジンが発行できて幸せです。まだまだ読者数は少ないのですが
 1人でも読んで頂ける方がいらっしゃる限り続けます。

 
 おかげさまで、メールマガジンの内容ではありませんが毎日のように
 お問い合わせ頂きます。

 それはメールであったり、電話であったり、わざわざお越しになられる方も
 いらっしゃいます。遠方からも来られます。

 たいへん有難いことです。感謝いたします。

 誠心誠意お答えしているつもりです。

 そう感じ取られないのであればどしどしご指摘下さい。

 できる限りのことはやっているのですが、どうしてもお応えできない場合も
 あります。

 でも少しでも前進できれば良いと思っています。

 

 今年は皆様にとってどんな一年だったでしょうか。

 来年も良いことがたくさんあるはずです。


 今回は、このマガジン読んでいただいている方への勝手ながら今年年末の
 御礼の号とさせて頂きます。
 有難うございます。感謝いたします。

 
 次回発行は、1月12日(水)とさせて頂きます。
 内容はゲートについてです。

 来年早々より現場工事のため事務所での時間がなかなか取れないため
 来年2005年第一号は若干遅めになります。

 
 皆様きっと良いお年を迎えることができるはずです。

 また、来年このマガジンでお会いしましょう。

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●ゲートについて

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 ゲートとは、ホッパの排出口等に取り付け処理物の排出の開閉あるいは
 調整する装置を指します。
 
 市販品に、ゲートバルブがあります。円形のフランジ取り付け式で
 仕切り板を左右に動作させることにより、排出口を開閉します。
 その動作は手動あるいは自動式があり、自動式は一般にシリンダーで
 行います。

 詳細は市販品メーカーの説明に譲ります。

 
 弊社で製作機会の多い2種類のゲートについて説明します。

 1.スライドゲート

 これは、仕切り板を単純に左右に水平動かすことにより排出口を開閉します。
 
 上から落ちてくる物に対して仕切り板を左右水平に動かします。

 動作は上記市販品ゲートバルブと同じです。

 仕切り板を動作させる手段は一般的にシリンダーを使用します。
 そのシリンダーはエアー式、電動式があります。

 このゲートのトラブルで多いのが仕切り板を通常レールの上を滑らせ
 移動させるため、そのレールに処理物がたまると仕切り板がスムーズに
 動かなくなます。

 その事を十分に考慮の上製作する必要があります。

 弊社では様々な工夫をしており、
 1)仕切り板先端を尖らせる。
 2)レール面を排出口より外側にする。
 3)レールに処理物がたまらないようにする。

 企業秘密な部分もありこれ以上は記載できないのですが。

 このゲートは処理物が粉体の場合の採用が多いようです。


 2.カットゲート

 この名称でよいかは、実はよく分かりません。

 これは、仕切り板で排出口を開閉するのではなく、R状、円形曲げ状の板
 を円形動作させることにより排出物の取り出しを調整します。

 スライドゲート同様排出口に取り付けるのですが、仕切り板が左右に水平動作
 ではなく、1点支点を決め円形動作させます。

 仕切り板はレールの上を走るのではないため、仕切り板が動作しなく
 なることはありません。

 動作は一般的にこれもシリンダーで行います。エアー式、電動式あります。

 このゲートは、砂、石等に使用されます。

 円形動作でなくても、完全に排出口を防ぐことができるようにも製作します。

 この場合粉体にも使用可能です。


 3.ゲートの処理量の調整について

 ゲートの開閉部分の上に処理物の排出量の調整装置を取り付ける場合
 あります。

 調整の方法として下記があげられます。

 1)丸鋼を入れる。外径の大きな丸鋼を何本か入れます。
   丸鋼の本数により量を調整します。

 2)固定用スライド式板を入れる。
   スライドゲートと同様にスライド式仕切り板をいれ左右に動かすことに
   より量を調整します。
   この板の上に処理物が乗った状態では重みで動かなくなる場合があるので
ネジ等で動作しやすくする必要があります。

 3)調整板を左右に取り付け中に押し込むことにより調整する。
   左右に調整板をピンに取り付け円状に動作できるようにします。
   その板をボルト等で中に押し込むことにより、板が内側に入ります。
   左右それぞれ押し込むことにより処理量が調整できます。

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●スクリュウコンベアとは

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 スクリュウコンベアとはトラフあるいはパイプの中に軸を通し、羽根を
 その軸に螺旋状に取り付け、軸を回転させることにより、処理物を運搬する
 コンベアのことです。

 一般に密閉式のため、処理物が外に出る等散逸することがありません。

 付着性が強い物の搬送には向かなく、羽根に物が付着すると運ばなくなります。
 
 又、羽根とトラフの隙間に搬送物が噛み込み搬送物が壊れる。あるいは
 コンベアが停止する場合があります。

 硬い物の搬送は、羽根、トラフの磨耗が激しくなります。

 しかし、密封性があり、搬送と同時に他の用途(攪拌等)も可能です。
 
 搬送物、仕様用途、使用環境を考慮の上スクリュウコンベアを選定します。

 後述しますが、羽根の取り付けピッチを小さく取りフィーダーとしてもよく
 使用されます。



 1.羽根について
  一般的には、円形状の鋼板を螺旋状に曲げ軸(鋼管の場合が多い)に
  溶接取り付けします。
  羽根及び軸の外径は様々で、処理物そしてその搬送量により決定します。
  軸に対する羽根の取付ピッチは搬送物の状態により、塊が大きければ
  なるべく大きく取ります。
  但し、ピッチが小さいほど1回転に対する搬送量が少なくなります。
  定量性を求めるスクリュフィーダーはピッチを小さく取ります。

  羽根の形状には様々あり、余分な磨耗を避けるため羽根の外周だけ残し
  内側は空間状のリボンスクリュウがあります。比較的大きな塊や、流動性
  がある物の搬送に使用します。

  又、カットフライスクリュウという羽根があります。
  羽根の外周部分を何箇所か切り欠く、あるいは折り曲げた状態の羽根で
  固まりやすい物の搬送に使用します。

  他に外周部分のみもう一枚鋼板をホルト等で取り付け、その外周部分が
  減れば取り替える事ができるようにする事もあります。
  磨耗が激しい製品を運搬する場合使用します。


 2.トラフについて
  コンベアの箱(ケーシング)のことで3種類あります。
  そのトラフを2重、ジャケット式にし、水等を循環させ搬送物を
  冷却することが可能です。
   

  1.パイプ
   鋼管をトラフとします。最も安価です。コンベア内の様子を確認できる
   よう点検口等別途取り付ける必要があります。
   但し、完全密封が可能なので、コンベア内に熱風、ガス、空気等を取り入れ
   搬送物を乾燥、冷却させることが容易です。

  2.U形トラフ
   鋼板をU字形に曲げこれをトラフとします。
   上側には蓋を取り付け、その蓋を開ける事により中の様子を確認できます。
   蓋は取り付けず、上面は空間の場合もあります。
   蓋取り付けはボルト締め、クランプ締めあるいは載せただけと様々です。
   軸及び羽根そして蓋を外せば空洞の状態で掃除が容易です。
   又、機長が長いコンベアの場合中間軸受が必要ですが、その取り付け、
   そして取替が容易です。
   パイプトラフより高価です。

  3.凵形トラフ
   鋼板を凵の形状に曲げたトラフです。
   まれに製作します。処理物を搬送する際、搬送物の羽根とトラフの
   磨耗をできる限り避けた形状です。
   あるいは、搬送物のトラフと羽根の隙間への噛み込み防止。
   搬送物を壊さないために使用する場合があるます。 
   欠点としてトラフ下側の左右の隅に搬送物が溜まり易い事があげられます。


 3.羽根とトラフの隙間について
   通常、羽根とトラフの隙間は3〜5mm程度取ります。
   但し、搬送物の形状により羽根とトラフの間に噛み込む可能性がある場合、
   なるべく搬送物を壊したくない場合隙間を大きく取ります。
   しかしそれのより凵形トラフ同様、物がたまりやすくなります。
  
   噛み込むとコンベア停止しますが、電動機の馬力を大きくし、無理やり
   搬送する場合も多々あります。
   それは、周りの環境よりスクリュウコンベアでしか搬送できないとの理由
   によるものです。
   但し、その場合トラフ、羽根の損傷、磨耗は激しくなります。
   場合によっては軸が曲がってしまう場合もあります。
   実際は上記事象考慮の上設計、製作します。

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 4.軸について

  スクリュウ羽根を軸に螺旋状に取り付けます。
  その軸は通常パイプを使用します。
  そして両端に加工済み丸鋼をパイプに差し入れボルト止め、あるいは
  溶接でとめます。
  
  軸の径、厚みは羽根の大きさ、搬送物、搬送量等によって決定します。

  径の小さな軸の場合は丸鋼そのまま軸1本として使用します。

  他に、両端丸鋼に穴を貫通させ、その中に水を常時流し搬送物を冷却等
  する場合があります。この場合材質はステンの場合が多いのようです。

  一般的にスクリュウコンベアは環境の悪い箇所での使用が多く、雰囲気
  あるいは、搬送物にかなり温度が高い場合、軸の熱による膨張も考えます。
 


 5.軸受について

  通常、軸の両端を軸受で支えます。
  しかし、機長が長いと軸の長さが長くなり両端の軸受だけでは、軸が
  たるむあるいは曲がった状態になりやすくなります。

  軸が曲がった状態では、羽根がトラフに当たります。

  それを防ぐため、両端とは別に中間に吊り下げ式の軸受を追加します。
  取替簡単なように、通常軸受が二つ割りになっています。
  中間軸受の距離の間隔は2.5〜3.5m程度でしょうか。

  他に、スクリュウコンベア本体を傾斜角度をつけ搬送する場合、スラスト
  方向に水平時より力がかかりやすくなり下側の軸受がスラスト荷重を支え
  きれなくなり、コンベアが停止する場合があります。
  それを防ぐため、テール(搬送方向と反対方向)側にスラストベアリング
  を追加します。

  
 


 6.パッキンについて
 
  搬送物がコンベア本体から、排出口以外から漏れ出さないよう工夫
  します。

  蓋取付面あるいはフランジ取付面については、通常板状のパッキンを
  使用します。

  又、軸の回転部分はオイルシールあるいはそれでは防げない場合は
  グランドパッキン(四角の格子網上のパッキン)を2重、3重と軸の
  周りを巻いて使用します。
  特にグランドパッキン使用には、それを使うための機構が必要となります。

  他に、軸のパッキンはメカニカルシールによるパッキン。
  エアーによるパッキン等もありますが上記2点の方法が一般的です。


 7.充満率

  充満率はスクリュウコンベアの搬送量を検討する際、重要なポイントです。
  
  充満率とは、コンベア断面積に対して搬送物がどれだけの割合で搬送され
  るかを表します。

  これは100%ということはあり得ず、搬送物により異なります。

  通常30%程度で計算します。当然、搬送物にもよりますので詳細は
  ご相談下さい。

  又、コンベアの傾斜角度にも影響します。

  充満率は角度30°程度まで水平時と変わりません。

  但し、それ以上の角度になると充満率は上がります。しかし、搬送量は
  確実に減ります。
  
  搬送量の数字としては水平時を100%とすると 
  
  45°⇒70〜80%   90°⇒20〜30% 程度でしょうか。

  但し、この数字はあくまでも搬送量の数字です。充満率ではありません。


  
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 8.羽根の取付間隔について

   スクリュウ羽根を軸に取り付ける際の取付間隔寸法を通常、取付ピッチ
  といいます。
  取付ピッチが大きいほど、搬送物が早く進み大量に運びます。
  但し、製作上羽根の外径に対してピッチがあまり大きすぎると製作が困難
  です。
  通常、羽根の外径が大きい場合の取付ピッチ寸法は、羽根の約2/3程度。
  又、羽根の外径が小さい場合は、羽根の約4/5程度でしょうか。
  硬い塊を運ぶ場合は、噛み込み防止のためなるべく取付ピッチを大きく
  取ります。


 9.回転数について
 
   当然、スクリュウの回転数が多ければ多いほど運ぶ量は大きくなります。
  しかし、その回転数が限度を超すと物を運ばなくなります。
  又、回転数が多ければ多いほど羽根、軸の磨耗が激しく、取替時期が早く
  なります。
  回転数は搬送物にもよりますが、最高で200回転/分程度で抑えておく
  べきでしょうか。  
  回転数は軸を回すモーターの馬力にも係わってくる重要なポイントでしょう。


 

 10.角度について

   角度、搬送傾斜角度が大きければ大きいほど搬送量は減ります。
  又、モーターの馬力も大きくします。
  充満率の項目でも記載しましたが、傾斜角度30°程度までは搬送量に
  あまり変化はありません。
  
  垂直でのスクリュウコンベアの搬送も可能です。但し、搬送量は水平時の
  20〜30%程度までに減ります。
  又、垂直搬送は最下部に搬送物が
たまりやすい傾向があります。



 11.スクリュウフィーダーについて

   先ず、フィーダーとは、定量に物を運ぶ機器のことでスクリュウフィーダー
  とは、スクリュウコンベアを定量搬送機として使用することです。

  但し、スクリュウコンベアと違う特徴があります。

  1.羽根の取付ピッチをなるべく小さく取る。
    軸が1回転するあたりの搬送量が小さければ小さいほど定量性が
    出てきます。

  2.回転数をなるべく少なくする。
    回転数が多ければ多いほど時間当たりの搬送量は多くなります。
    少なくすることにより定量性を目指します。
    最高で100回転/分程度でしょうか。

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●振動コンベアとは

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  振動コンベアとは文字通り振動にて物を搬送する装置です。
 振動方向を垂直ではなく、進行方向に向ける事により処理物を進行させます。

 製作方法によっては傾斜搬送も可能で、ある大手メーカーでは垂直搬送も
 できる製品もあります。
 
 振動コンベアでは他のコンベアで運べない物でも搬送が可能です。
 但し、付着性があるものは検討が必要です。

 他のコンベアにはない特徴を有し、故障が少なく導入後のメンテナンスが
 簡単です。

 但し、製品の金額は他のコンベアと比較すると若干割高です。
 
 目にする事の少ないコンベアではありますが、搬送が難しいと思われる
 物でも搬送でき、材料を選びません。



 1.振動コンベアの特徴について

  1)構造が簡単。
    搬送物が通るトラフ(ケーシング)に振動を伝えるだけで処理物が
   進みます。
   その振動を伝える振動の源は、振動モーター(バイブレータ)あるいは
   汎用モーターとクランク軸との組み合わせによるものです。
   
   機構が複雑でなく簡単な構造になっています。

  2)搬送物を選びません。
    搬送物が通るトラフ(ケーシング)が通常鋼板製のため高温な物、
   磨耗性が強い物、腐食しやすい物、硬い物、ある程度の付着性がある物
   等広範囲の物が搬送可能です。
   
   それは、搬送物によりステンレスのトラフを使用したり、トラフに内張り
   を張る。あるいは、トラフ上に蓋を施し密閉式にする等が可能な点も
   理由の一つです。

 
  3)清潔です。
    ベルトコンベアのようにベルトの返り側での搬送物の落下がありません。
   
   トラフが蓋をし、密閉式にすれば搬送物が飛び散る等飛散しません。
 
   又、密閉式であっても蓋を開ければ、スクリュウコンベアのように羽根
   があるのではなく空洞なため、邪魔をする物がなく掃除がたいへん楽で、
   常に清潔にできます。
 
   食品工場で、トラフをステン製を使用する振動コンベアを最近採用される
   事が多くなった理由の一つがこの清潔さと思われます。

   
  4)消費電力が少ない。
    搬送量の割りに小さな電動機で済むことが多く、それにより消費電力が
   少なくて済みます。 
   もちろん搬送物、搬送量による適正な電動機の選定が必要です。 
 
  5)保守、点検が容易です。
    回転、磨耗等による消耗部品が少なく、実際故障も殆どありません。
  点検箇所も少ないため導入後の管理が非常に楽です。



 2.振動コンベア製作について

   弊社でももちろんこの振動コンベア製作しております。
  この振動による製作物に与える影響が思いもよらないところに出る
  場合があります。
  よって、実際の搬送物を弊社工場に持ち込み徹底的に試運転を何度も
  繰り返します。
  物が進まない。物が逆走する。トラフにひびが入る。等実際に経験
  しました。

  このコンベアは弊社では他のコンベア以上に製作後の確認に大いに時間
  をとります。
  手直しする場合も多々あります。

  価格が高くなる要因の一つです。
  実は製作する側とするとは他のコンベアと比較すると製作が難しい
  コンベアです。


  但し、実際稼動後は故障もなく、たいへん管理が楽なコンベアです。

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●振動コンベアの種類

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  振動コンベアの動力源として、大きく分けて2種類あります。

 1.振動モーター(バイブレータ)仕様

 2.汎用モーター仕様

 それぞれについて、下記まとめていきます。

 
 1.振動モーター(バイブレータ)仕様
  
  弊社では、この仕様の振動コンベアを最も多く製作しております。

  動力源に振動モーターを使用します。構造が非常に簡単です。

  この仕様についても2種類に分けられます。
 
  1)共振形
   搬送するトラフと振動モーターを設置するフレームが別となっており、
   防振バネを取り付けたフレームに振動モーターを1台のみ取り付けます。
   そのフレームに力を伝導させるスプリングバネ及び平鋼状のレバーで
   トラフを支えます。レバーでなく板バネを使用する場合もあります。
   弊社では、通常レバーを使用します。
   振動モーターが稼動する事により、その力がトラフに伝わり処理物が
   運搬されます。

   振動モーターは進行方向向かって横向きに設置します。

   製作する際に注意する点は、振動モーターの位置、レバーあるいは板バネ
   の取付角度、防振バネ、及び伝導バネのバネ係数等あります。
   それは搬送物、搬送量等を十分に考慮する必要があります。

   実は、経験しないと分からない事が多いコンベアです。

   搬送量の調整は、振動モーターのウエイトにより調整します。
   インバータによる周波数調整ではうまくいきません。
   インバータ調整試しましたが、難しく、振動状態が変化するのみで 
   周波数によっては運搬が止まります。
   
   特徴として
   1)小さな動力で大量搬送が可能。
    振動源は振動モーター1台のみです。
  
   2)振幅が小さい。
    振動幅が他の振動コンベアと比較すると小さい。
  
   3)騒音が小さい。
    振幅が小さいということは、コンベア本体の騒音は当然小さくなります。

   の3点が掲げられます。

   又、振動コンベアは停止時に振動のバランスが崩れ非常な大きな
   振動を起こします。
   それを防ぐため、振動モーター容量より大きめのインバータを取り付ける
   方法があります。
   インバータにより、停止時間を早め強制的にブレーキをかけます。
   但し、停止時大きな電流が流れるため、より大きな容量のインバータ
   を選定する必要があります。
  
   せっかくインバータを取り付けるので、周波数により搬送量調整と
   行きたいのですが、これは強制ブレーキの役目のみです。


  2)強制形
   処理物を搬送させるトラフに直接、振動モーターを2台取り付けます。
   トラフに直接振動を与えるため、付着性が強い材料でもスムーズに
   搬送します。
   振動モーターの取付位置としてトラフに左右に取り付けます。
   構造は簡単で、2台の振動モーターが取り付いたトラフをコイルバネに
   の乗せるだけです。
   後日説明する振動フィーダーと似た構造です。フィーダーの場合吊下げ式
   多いですが。

   トラフを直接振動させるためトラフは頑丈に製作します。
   
   特徴として
   
   1)構造が簡単でメンテナンスの必要がない。
   
   2)振幅が大きいため床面や他の機器に振動が伝わりやすい。

   の2点でしょうか。

   搬送量の調整は、共進形と同様に振動モーターのウエイトの調整により
   行います。但し、2台のウエイトは必ず同じにします。

   停止時の大きな振動の防止は、インバータにより可能ですが2台を同時に
   止める必要があります。

   このコンベア選定の大きなポイントは、付着性があっても搬送できる
   点にあると思います。

   この強制形は取付方法、取付位置等により、トラフにひびが入る、
   場合によっては割れる場合があります。弊社でも経験しております。
  
   しかし、それさえクリアすればいたって簡単な構造のコンベアです。

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 2.汎用モーター仕様
   
  ここの汎用モーター仕様とは汎用モーターを使用した振動コンベアと
  します。
  これはモーターよりの動力を偏心クランク運動でトラフを振動させ
  処理物を運搬します。
  汎用モーター仕様は、前回内容の振動モーター仕様と比較すると
  トラフ大きさを大きくでき、又長距離搬送が可能です。
  又、汎用モーターは4ポールあるいは6ポールを通常使用します。
  
  前回の記載忘れとして、振動モーター(バイブレータ)のコンベアでの
  ポール数は、共振形は8ポール、強制形は6ポールを通常使用します。

    
  1)バランス形
   構造は前回記載の振動モーター共振形と似ています。
   搬送するトラフと汎用モーターを設置するフレームが別となっており、
   防振バネを取り付けたフレームに汎用モーターを1台取り付けます。
   そのフレームに力を伝導させるスプリングバネ及び平鋼状のレバーで
   トラフを支えます。
   そしてモーターはまず、フレームに別に取り付けるシャフトを通した
   ハウジングとVベルトで連結します。
   そのハウジングが通ったシャフトとトラフを厚い平鋼で連結します。
  
   モーターが回転することによりシャフトそして平鋼でトラフを振動
   させます。

   振動モーター仕様と比較するとコンベア振動数が少ないのですが
   振幅が大きいため、長距離搬送に向いています。

  
  2)完全バランス形
   振動コンベアの最高峰のコンベアです。
   上記バランス形コンベアの防振バネのみを別のフレームに取り付けます。
   そのフレームにシャフトを取り付け、そのシャフトをトラフとトラフが
   連結されているフレームのレバーのちょうど中間に通します。
   モーターは、防振バネの取り付いたフレームに取リ付けます。

   なぜここまで複雑な構造にするのかという理由は、コンベアを設置した
   床面ヘの振動をなるべく小さくするためです。
  
   振動コンベアでは最も設置部分に対しての振動が小さく、高さが高い架台
   でも据付しやすい特徴があります。

   但し、価格は振動コンベアの中では最も高価ですがそれだけ価値のある
   製品です。


   汎用モーター仕様のコンベアは主に長距離搬送の場合に採用されます。
   その長距離搬送の場合かなりの距離となるとモーターを2台使用する
   場合もあります。

  搬送量の調整はインバータを使用します。搬送量も調整可能です。


 3.垂直搬送
  弊社ではありませんが、大手メーカーさんでは垂直搬送が可能な
  振動コンベアを製作されています。
 
  垂直に螺旋状の道をつくり、最下部に振動モーターを2台取り付けます。
  その振動モーターの振動により、搬送物が螺旋の道を回りながら垂直に
  登って行きます。
  
  私も、実機は見たことがありません。
 
  是非製作したいコンベアの一つです。

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●最適な設置箇所

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  振動コンベアには数多くの特徴があります。
  
  その中でも最もお客様に喜ばれるのが、導入後の故障の少なさあるいは
  日常のメンテナンスに手がかからないと言う事です。

  構造が簡単な上、部品点数が少なくなっており消耗部品はゴムブッシュ
  程度です。

  例えば産廃処理の選別機下のコンベアに最適です。

  選別後鉄筋等の突起物がある場合、ベルトコンベアではベルトが破れる
  場合があります。
  
  他に選別後の搬送物は、スクリュウコンベアでは噛み込むあるいは
  チェーンコンベアではコンベア下あるいは横からもれない工夫が
  必要等なかなか困難です。

  その点振動コンベアは種類により高さが低くて良い上に、搬送面は
  凵形のトラフのためこぼれません。又、トラフは頑丈で先ずベルト
  のように破れることがありません。
  少ない電力で大量搬送が可能です。

  トラフにライナー取り付ければ、磨耗すればライナー取替で長持ち
  します。

  これは一つの例であり、他のコンベアで搬送できない場合も搬送可能
  な場合があります。

  ポイントは価格でしょうか。
  宣伝のようですが、弊社製品は大手さんと比較すると安価です。
  ご相談下さい。


  今回はここまでです。又、振動コンベアについては今回で終了します。

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●振動フィーダについて

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 1.振動フィーダとは

  振動フィーダと振動コンベアは振動により処理物を搬送する点は
  全く同じです。

  但し、振動フィーダは定量性が求められます。
  多くは、ホッパ下に取り付け次の機器に、処理物を定量的に運びます。
  
  通常は、動力には振動モーターを使用します。それはなるべく小さな振動で
  処理物を運ぶ必要があるためです。
  汎用モーター仕様の振動コンベアでは振動が大きく、定量的に処理物を
  運ぶのは難しいようです。

 2.振動フィーダの構造について
  
  振動フィーダの多くはホッパの下に取り付ける事が多いようです。
  
  凵状のトラフを4本のバネで支え、そのトラフに振動モーターを2台
  取り付け、その2台の振動モーターを同期させ処理物を搬送します。
  振動モーターは後ろ側に搬送面に斜めに向け、2台並べて取付ます。
  振動モーターを取り付けたトラフは、搬送方向に向かってマイナス角度の
  傾斜をつけ4本のバネに取り付けます。
  
  たいへん簡単な構造です。

  バネの取付方として下記2通りあります。
 
  1)吊り下げ形
   ホッパ等にバネを吊り下げそれにフィーダ本体を取り付けます。
   弊社では、この形をよく製作します。

  2)据え置き形
   架台等に4本のバネを置き、その上にフィーダ本体を取り付けます。
   この形はバネを置くための架台が必要になります。

 3.振動モーターの同期について
  
  振動フィーダの大きな特徴として振動モーターの同期ということに
  あります。

  振動フィーダは振動モーターを2台並べて取り付けます。
  振動モーターそれぞれ逆方向に回転させます。
  そうすると、始動当初は回転が合わないのですが次第に回転が合い
  同期運転が始まります。物理的にそうなります。

  同期運転が始まると、振動モーターの電流値が無負荷状態になります。

  見た目は振動で運ぶため、電気容量が大きいように見えますが
  実際は、小さな動力で済みます。

  これは、振動機器の大きな特徴の一つです。

 4.搬送量の調整方法
  
  振動モーターのウエイトを調整することにより搬送量を調整します。

  但し、遠隔操作する場合もありインバータによる周波数変更による
  方法も取られます。

 5.他の振動機器について

  振動コンベア、振動フィーダ以外に振動を利用した製品は下記があると
  思います。

  1)パーツフィーダ
   小さな部品を整列させ、定量的に搬送させる装置です。
   
   1.ボウルフィーダ
    円錐状のボウルに渦巻状に道を付け、それを振動させることにより
    その道に沿って処理物が運ばれます。
   
   2.直進フィーダー
    上記にまとめた振動フィーダー同様搬送面は凵状のトラフです。
    そのトラフを水平に設置し、それを振動させることにより
    処理物を搬送します。
  
  2)振動ふるい
   これは振動を利用した選別機です。
   この内容については、今後まとめる選別機の中で紹介します。

 

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●シャフトレススパイラルコンベアとは

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  シャフトレススパイラルコンベアとは円形状の鋼板等をスパイラル状に
  巻いてシャフトなしで真ん中部は空洞なままのコンベアです。

  そのスパイラルの羽根を回転させ、処理物を搬送します。

  簡単に言えば、今メルマガでも先に紹介したスクリュウコンベアの
  真ん中の軸がないコンベアと考えてよいと思います。

  中にシャフトがないため、スクリュウコンベアでよくある噛み込みの
  現象がありません。

  水平、傾斜そして垂直搬送も可能です。

  スパイラルに巻く材料は、鋼板だけでなく、丸鋼、角鋼も使用されます。


 1.特徴
   
   1)構造について
   スパイラル羽根はは駆動部側先端のみで支えられています。

   よって、スパイラル羽根は外側のトラフが殆ど支えています。

   水平、傾斜搬送の場合、トラフと羽根が当たって磨耗するため
   通常トラフ側に羽根より柔らかい材質のライナーを張ります。
  
   そして、そのライナーを簡単に取替可能なような構造にします。

   よって、通常U形トラフで蓋をつけた構造にします。   
   そしてUトラフ下側半分のみボルト取りとし、取替可能とします。
   弊社ではそうするのですが他社はどうでしょうか。


  2)長所
   回転軸がないため、羽根が上下左右に若干動作可能です。
   それは、噛み込み、詰まるという現象から開放されます。
   又、スクリュウコンベア同様、密閉構造にできます。
  
   つまり、噛み込みのないスクリュウコンベアといえます。
   又、垂直搬送も可能です。その場合パイプトラフにし、内張りは
   どうするか検討が必要でしょう。
   通常は取り付けません。

  3)短所
   トラフの磨耗は頭に入れておく必要があります。
   常にスパイラルの羽根はトラフ内張りと当たって回っているため
   点検が必要です。


 2.種類

   1)鋼板スパイラル
    最もシャフトレススパイラルでは多いのではないでしょうか。

   2)角鋼スパイラル
    角鋼をスパイラル状に巻いています。
    搬送物が硬い物、絡みやすい物等を搬送する場合使用します。

    工作機械の切り屑等を搬送する場合使用します。

  
   3)丸鋼スパイラル
    細い丸鋼を小さな外径でスパイラル状に巻きそれをホースの中に
    通します。スパイラル先端を駆動軸に取り付け回転させます。
    それだけで垂直搬送も可能です。
    又、自由に曲がるため角度をある程度自由に設定できます。
    樹脂の材料、粉体材料をホッパより機械装置に供給する場合に
    よく使用されます。
    空気輸送でないため粉塵の発生がありません。

    皆様もこれは見られたことがあるのではないでしょうか。

  
 3.他の用途
   下記はある方から教えて頂きました。

   1)ポンプの代用
    水でも詰まりやすいものが混在している場合このシャフトレス
    スパイラルを使用します。
    パイプの中に、スパイラルを通し、回転させるだけです。

    全く詰まりがなくスムーズに水が流せるそうです。

   
   2)パチンコ屋のタバコの吸殻搬送
   パチンコされる方はご存知だと思いますが、現在、パチンコ屋の
   タバコの吸殻を運ぶのにこのシャフトレススパイラルが使用されて
   いるとの事です。

   私は、パチンコをしないため知りませんでした。

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●チェーンコンベアとは

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  チェーンコンベアとは、文字通りチェーンを使用したコンベアです。
  
 多種多様の用途に使用され、コンベアの中でも最も種類の多いコンベア
 と言えます。

 例えば温度、密封性、カーブ、耐久性等の理由によりベルトコンベアでは
 対応不可能な分野ではチェーンコンベアが採用されている事が多々あります。

 チェーンコンベアで代表的な製品に、バケットコンベア・エレベータ、
 フライト、エプロン、スラット、パイプ他あります。
  
 チェーンコンベアの構造は、通常 チェーンのアタッチメントに様々な
 物を搬送させるための鋼板、バケツ他を取り付けます。

 そして、ヘッド(先頭)とテール(先頭と反対側)にチェーン用のホイルを
 取り付けそれにチェーンを噛み合わせ、ホイルを回転させることにより
 チェーンが進み搬送物を運びます。
 又、スムーズに搬送させるためにチェーンのローラー用のレールを
 取り付けます。それによりチェーンがレールに沿って走るため左右にずれる 
 事なく、又駆動モーターの負担を減らすことができます。 
 
 但し、チェーン用のレールは取りつけない種類もたくさんあります。


 1.コンベアチェーンについて
  チェーンコンベアで使用するコンベアチェーンには様々な種類が
 あります。
 材質、構造多種多様で、製作するコンベアに合ったコンベアチェーンを
 選定する必要があります。

 1)鋼板製チェーン
   コンベアチェーンで最も使用される事が多く、平鋼、棒鋼などを
   機械加工して製作されています。
   又、磨耗性がひどい部分には熱処理されることが多いようです。
   材質も多様で、普通鋼、モリブデン鋼、ステン鋼、樹脂等あり、その
   使用される環境で選定されます。
   
   構造は、円筒形の丸いローラーの中にブッシュ(円筒状のもの)
   が入れてあり、その両側をプレート(平板)で挟み、ピン(棒上のもの)
   が差し込まれ、このピンの差し込んだ反対側の小さな穴にピン
   (Tピン、割ピン)を入れ一体化されています。
   よって、ピンをはずしたり、はめたりすることにより、チェーンを短く
   あるいは長くすることが可能です。
    
   ローラーチェーンはVベルトと並び、よくコンベア他機械駆動部に
   使用されますが、パレット搬送等コンベアチェーンとしても使用されます。
   
   他にローラーチェーンのローラーとローラーのピッチ(長さ)が2倍の
   バイピッチチェーンがあります。
   小物搬送によく使用され、ローラーチェーンのローラー、ブッシュ、
   ピンの数が半分になるためコスト削減につながります。
   又、Sローラー(プレート幅よりローラーが小さい。後述します。)
   使用の場合、ローラーチェーンのスプロケットホイルが使用可能です。
   但し歯数は15枚以上を使用します。
                                  

 2)鋳造製チェーン
   材質は鋳鋼、鋳鉄で俗に言う鋳物チェーンです。
   構造は、通常ローラーとプレートが一体化されています。
   
   強度は鋼板製チェーンには劣りますが、腐食がひどい環境ではよく
   使用されます。
   
   水をかける環境ですとか、蒸気の発生がある場所又、水処理等に
   使用されます。
   
   弊社でもよく使用するピントルチェーンはこれに当てはまります。            

 3)鍛造製チェーン
   鍛造による製作のチェーンです。強度があり、大きなチェーンが製作
   可能ですが
   価格は高いと簡単に想像がつきます。

   弊社ではこのチェーンを使用した事はありません。

 4)トップチェーン
   食品、飲料工場等でよく使用されるのにこのトップチェーンがあります。
   チェーンの上に平板が付き、それが一体化されており、それだけで物を
   搬送します。
   
   カーブ搬送も可能で、材質、種類が豊富で様々な用途で使用されています。

   材質も、スチール、ステンレス、樹脂、そして搬送面の寸法もたくさんの
   種類があります。

   俗に言う「モジュラーベルト」は、あるメーカーはトップチェーンの
   表現を使用しています。


 2.1)チェーンの長さの単位
   どのチェーンもそうですが、チェーンの長さを「リンク」という
   単位で呼びます。
   それは、チェーンの組み立てられた状態でローラーがはまっている
   箇所ごとの数の事です。
   
   又、プレート1枚に付き2つのローラーがはまっていますので、
   プレートの数の半分がリンク数と判断することもできます。

  2)チェーンの接続
   チェーンを接続、連結するのにある部品を使用します。
   それは、ジョイント、半コマと通常呼ばれている物です。
   
   1.ジョイント(ジョイントリンク、継手)
     1つのプレートに2つのローラーが接続できるようになっています。
  
   2.半コマ(オフセットリンク)
     ジョイントの半分つまり1つのローラーが接続できる物です。
   
   上記2種類ともその接続部は強度(チェーンでは破断強度を指します。)
   が若干落ちますがカタログの許容範囲内であれば問題ありません。

   コンベアチェーンの接続の方法には下記3種類があります。
   
   1.割りピン接続
    ローラーチェーン、バイピッチチェーン、トップチェーン等
    比較的、軽量搬送の小型のチェーンには殆どこの接続です。
    チェーンを組み立てた後、ピンの穴にこの割りピンを通し
    両端を曲げ接続します。
    必ず、接続した後ピンが自由に動くかどうか確認します。   

   2.Tピン接続
    重量搬送に使用されるコンベアチェーンでは最も多い接続方法です。
    細い丸鋼の1本のピンです。ピンには接続時穴を通り抜けないよう
    四角の小さな角鋼が付いています。
    割リピン同様穴に通した後、端を曲げます。
    この場合も、必ず、接続した後ピンが自由に動くかどうか
    確認します。

   3.かしめ接続
    最も接続箇所に強度がある方法です。
    チェーンメーカー工場にて接続しています。
    もちろん最も長持ちする方法です。
    価格も高価になります。


   チェーンについてもっと詳細にお調べになりたい方は下記
   クリックされて下さい。各メーカーホームページへ飛びます。

   大同工業 http://www.did-daido.co.jp/jp/index.html

   椿本チエイン http://www.tsubakimoto.co.jp/product/

   日立機材 http://www.hitachi-kizai.co.jp/

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●チェーンの強度表示について

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 チェーンつまりコンベアチェーン、ローラーチェーン、トップチェーン
 の強度については、下記表示のいずれかで表示されています。

 1.JIS最小破断強度
  JIS(日本工業規格)で定められている最小の引張強さ。
  当然この数字より大きい。

2.最小破断強度。及び平均破断強度。
  チェーン製作メーカー独自に実績の統計により出している。
  よってメーカーにより若干異なります。

 3.最大許容荷重あるいは張力
  チェーンにかかる最大荷重の限界の数字です。
  この数字より小さな負担の荷重であれば大丈夫という数字です。
 この数字もメーカーにより異なります。
 

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●バケットコンベアについて

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 バケットコンベアとはバケット(バケツ)をチェーンに取り付け、バケット
 の中に搬送物を投入し、その物を運ぶコンベアです。
 
 そのバケツはチェーンのアタッチメントに取り付けます。
 アタッチメントとは、チェーンにさまざまな物を取り付け可能とする
 チェーンと一体化された物で、様々な形状があります。

 バケツはチェーンではなくコンベアベルトへ取り付ける方法もあります。

 ベルト式バケットの方が仕様にもよりますが、通常安価で製作できます。 
 但し、搬送物、環境等を考慮してチェーン式でないといけない場合が多々
 あります。
 搬送速度はベルト式がチェーン式に比べると早く設定できるため
 りチェーン式と比較すると大量に運搬が可能といえます。
 
 チェーン式をあまり速度を早くするとチェーンの磨耗が激しくチェーン
 の取替時期が早くなります。
 単純に取替費用を比較すると、コンベアベルトとコンベアチェーンでは、
 ベルトのほうが搬送距離、バケツ幅によりますが安価です。

 よって、チェーン式でのバケットコンベアの搬送量を増やすためには
 バケツの1個1個の大きさを大きくすることになります。

 そのチェーンの選定は、バケツ寸法、重量、搬送距離、搬送量、環境を考え
 選定が必要です。材質、強度を確認します。

 ベルト式は確かに安価なのですが、何らかの原因でベルトが切れる事を頭
 においておく必要があります。
 ベルトが切れるとそのラインは停止しますので、会社の損失につながります。
 ベルト式バケットコンベアについては後日まとめるベルトコンベアのなかで
 詳しく紹介します。

 チェーン式の場合切れることはまずあり得ません。但し、点検は必要です。

 チェーンは長年の使用でローラーの減り等で伸びの現象がでます。
 バケットコンベアの場合、このチェーンの伸びでトラブルが起きやすく
 なります。

 チェーンの取替時期の判断の基準については、後日まとめます。

 バケットコンベアの搬送方法は下記種類があります。
 
 1.垂直搬送のみ⇒通常バケットエレベータと呼ばれる。
  
 2.傾斜搬送のみ

 3.水平搬送+垂直搬送(傾斜搬送)+水平搬送

 それぞれについて詳しくまとめていきます。


 1.バケットエレベータについて
  垂直搬送のみのバケットコンベアは通常バケットエレバータと
  呼ばれます。 
  
  構造としてヘッド部(上部)のコンベアホイルとテール部(下部)の
  コンベアホイルにアタッチメントつきのコンベアチェーンを引っ掛け
  そのチェーンのアタッチにバケツを取り付けます。

  そのバケツの大きさ、形状またチェーンの速度により搬送量が決まります。
  
  テールぶの投入口より搬送物をバケツの中に取り入れ、そして
  ヘッド部の排出口でバケツより物を排出します。
  バケット1つ1つに入る量は、バケット大きさ容量の40〜60%程度です。
  投入口に入ってくる物を100%バケツに投入するのは困難で、
  排出側でも100%排出することは難しいのが現状です。
  
  バケットコンベアのなかでも、単純に垂直搬送だけなため大量搬送が
  可能です。

 1)バケットエレベータの排出方法
  搬送物等によって排出方法が異なります。それに伴いバケツの大きさ
  形状も異なります。

  1)遠心排出方法
   バケツの取り付け位置の間隔が広く、搬送速度が速い。
   上部(ヘッド部)のコンベアホイルが回転する際、遠心力で物を
   放出します。搬送物が破砕しやすい。
   ベルト式の場合この方法が多い。
    
  2)誘導排出方法
   バケツを連続的に取り付け、搬送速度が遅い。
   ヘッド部で排出された搬送物は前のバケットの背面をシュートとして
   滑り落ち排出される。
   チェーン式は多く採用されている。

  3)完全排出方法
    ヘッド部のコンベアホイルの下に もう一つ小さなホイルを取り付け、
    チェーンをそのホイルの下側に回りこませバケットが完全に下向き
    になるようにして排出する。
    搬送速度は遅い。付着性のある排出しにくい搬送物に採用します。

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 2.バケットコンベアについて
  
  バケットを使用するコンベア全てを総称してバケットコンベアと呼びます。
  しかし、この欄ではバケットを使用した傾斜搬送の場合を指すと定義します。
  この傾斜角度は90°に満たない角度とし、90°の場合は前述の
  バケットエレベータとします。

  バケツをコンベアチェーンに取リ付け、チェーンを進めることにより
  搬送物を搬送します。

  もちろんベルト式もありますが、投入の際こぼれやすい構造となるため
  この傾斜搬送のバケットコンベアはチェーン式をお勧めします。

  傾斜搬送でベルトコンベアでは搬送物が高温温度で搬送できない場合、
  あるいは、スクリュウコンベアでは噛み込みやすい搬送物の場合等
  このバケットコンベアを使用する場合があります。

  バケツの形状、あるいは投入口を工夫すれば、搬送物投入の際こぼれる
  こともありません。

 
 3.ピポテッドコンベアについて
 
  このコンベアはコンベアチェーン式では1台のコンベアで水平、垂直、
  水平搬送が可能です。
  主にバイピッチチェーンを使用することが多いです。
  
  バケツに特徴があり、バケツのバケット両側にシャフト上のものを出し、
  バケツ自体が回転できるようになっています。
  
  それで搬送時、バケツが常に上向きです。

  搬送物の投入箇所は水平搬送で、バケツの前後はオーバーラップ
  しており投入時、物はこぼれません。

  搬送方向は通常、排出方向とは逆向きに進め下側のバケツが運びます。

  排出口で、バケツを180°回転させ搬送物を排出します。 

  但し、搬送物に含水率が多くバケツより外れにくいのは向きません。
 
  一番の特徴として水平、垂直、水平と1台で3役が可能です。
  但し、速度はせいぜい15m/min程度です。これ以上の速度になると
  チェーンの磨耗が早くなり、取替時期も早くなりコストがかかります。

  それで、搬送物が多くなるとバケツ幅が大きくすることにより対応します。

  決して安価なコンベアではありませんが、このピポテットよく見かける
  のではないでしょうか。
 
 
  チェーン式バケットコンベアはここまでです。

  実はこのバケットコンベアはトラブルが結構多いコンベアです。
  私のブログにも最近書いていますが、コンベアチェーンの伸び、磨耗
  あるいはコンベアホイルの歯の磨耗等が原因でとまる場合があります。
  
  他にチェーンの張りが足らないためのバケツがケーシングにあたる他。

  しかし、日常点検していれば、何の問題も起きないでしょう。

 
  弊社では、稼動中バケットコンベアの点検をお願いされる機会が多いため、
  このコンベア専用の点検表を作成しており、これに基づき点検作業
  行います。
  点検すべき箇所は、もちろん主要部品であるチェーン、ホイル、バケツ
  が中心となります。

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●フライトコンベアについて

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  両側をコンベアチェーンを走らせ、その中にフライト(鋼板)を取り付けた
  チェーンコンベアです。

  両側レールの上をコンベアチェーンを走らせます。
  そのコンベアチェーンのアタッチメントに進行方向向かって
  垂直方向にフライトと呼ばれる曲げた鋼板を取り付けます。

  コンベアチェーンが進行することにより、フライトが進み
  搬送物を押出しながら運搬します。

  凵のケーシングの中を□の形のフライトが進行している構造です。

  コンベアチェーンをヘッド、テール側両端のコンベアホイルに引っ掛け
  ホイルが回転する事により、チェーンは進みます。
  それに伴い、フライトも進行し物を搬送します。

  トラフ、ケーシングはなるべくフライトと隙間をなくすようにに作り
  ケーシング内になるべく搬送物が溜らないようにします。

  一般的に、ケーシングは鋼板を曲げて製作し、完全な密閉形とします。
  そうすることにより、搬送物の漏れ、匂いの漏れ等を防ぎます。


  フライトコンベアの特徴
 
  1)あらゆる角度の搬送が可能。
    コンベアがチェーン式そして密閉での搬送のため
    水平、垂直あらゆる角度の搬送が可能です。
    又、前回記載したピポテッドコンベア同様、水平、垂直他
    1台のコンベアで搬送が可能です。

  2)汚泥搬送が可能
   バケットコンベアでは搬送が難しい、付着性が激しい物、含水率が大きい
   物でも搬送が可能です。
   
   ケーシングが密閉式のため、コンベアの外への漏れがありません。
   
   但し、汚泥等の搬送の場合、掃除口を必ず設けます。
   コンベア内に搬送物がなるべく溜らないようにするため
   日常の点検、掃除等は、必要となります。

  3)悪い環境でも使用が可能
   高温、粉塵等の影響をあまり受けません。
   チェーン式である上、ケーシング、フライト全てスチールあるいは
   ステンレスでの製作となります。

 
  4)コンベアの下側が搬送する。
   コンベア構造上、進行側と戻り側があります。
   コンベアホイルは進行方向とは逆向きに回転させ、
   通常コンベア下側が搬送側となります。
 
   これも前回まとめたピポテッドコンベアと同様の進行方向です。


  5)搬送量はケーシング、フライトで決まる。
   チェーン式コンベアのためあまり搬送速度は早くしません。
   速度を上げるとコンベアチェーンあるいはレールの磨耗につながり
   取替頻度が多くなり、メンテナンス費用が大きくなります。

   よって、低速搬送とし、ケーシングとフライトの大きさで
   搬送量を決定します。


  6)バケットコンベアと比較すると安価だが。
   このフライトコンベアと比較されるのにバケットのピポテッドコンベア
   があります。
  
   搬送物によりどちらにするか決定しますが、金額は当然フライトより
   バケツ製作のほうが高価です。
   
   全体の金額はフライトコンベアのほうが安価です。

   しかし、搬送物によってはバケットコンベアのほうが良い場合も
   多々あります。

  このフライトコンベア実はよく使用されています。
  環境に強い。垂直搬送ができる。密閉式である。
  導入後のトラブルも少ないようです。

  但し、チェーン式のためベルトコンベアと比較すると
  金額は高価となるでしょう。

  ベルトコンベアが使用できない環境での利用の一つとして
  このフライトコンベアが検討される事が多いようです。

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●エプロンコンベアについて

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  チェーンコンベアのなかでも見かける事が多いコンベアです。

  両側のコンベアチェーンのアタッチメントにエプロンを取り付け
  そのエプロンに搬送物を載せ、コンベアチェーンを進ませる事により